3ヶ月ぶりですね。私はなんとか生きております。
ここ数ヶ月は風花雪月とプロセカやってた記憶しかないですね・・・
FE風花雪月はポケモン冠の雪原が出るまでの繋ぎとして買ったソフトなのですが、まさかクリアまで3ヶ月以上かかるとは予想外でした。
プレイ時間は370時間です。途中寝落ちやら放置してソシャゲ周回やらを何回もしてるので参考記録ですけれど。
ポケモンはストーリーだけはクリアしました。ダイマックスアドベンチャー?レート対戦?なにそれ?
あ、そういえばこのブログのアクセス数も10万突破していたみたいでありがとうございます。
まあ挨拶はここまでにして以下はFE風花雪月の感想。
結論から言うとストーリーはとてもよかったです。
以下ネタバレあり。
未プレイで購入予定のある方はおすすめ攻略順の項目だけ見るの推奨です。
FE風花雪月のストーリーの流れ
舞台となるのはセイロス教という、女神を信仰する宗教が蔓延っているフォドラという地。
主人公はそのセイロス教の総本山にある士官学校の教師をすることになる。
主人公は士官学校で3つの学級(それぞれ帝国、王国、同盟国所属の生徒達)から受け持つ学級を選ぶことになり、選んだ学級によって後半のストーリーが分岐していく。
白雲の章
共通ルート。
主人公と生徒達はセイロス教の大司教レアから各節ごとに課題を授かり、それをこなしていく。
課題の内容は、紋章を受け継がなかったことにより廃嫡された元貴族を討伐したり、教団に歯向かってくる相手を討伐したりなどだ。
そう、フォドラでは紋章のあるなし、貴族や平民など、生まれた瞬間にある程度人生が決まってしまうのだ。
そうこうしているうちに、帝国が教団に向けて兵を挙げる。
帝国の攻撃を受け怪我を負った主人公は、人知れず5年の眠りにつく。
蒼月の章
白雲の章で青獅子の学級を選んだ時に入るルート。
主人公は王国側につき、帝国と戦うこととなる。
帝国憎しで王国の民のことを考えず無茶な進撃を続ける王国の王子ディミトリだが、仲間の死をきっかけに過去よりも今に目を向けるようになる。
また、主人公達に救われたことで、人と人は手を取り合うことができると信じるようになる。
生まれや過去のしがらみなどよりも今を生き、他者を信じることがテーマのルート。
銀雪の章
白雲の章で黒鷲の学級を選び、かつ帝国の皇帝エーデルガルトについていかなかった時に入るルート。
主人公は教団側につき、帝国と戦うこととなる。
帝国によると教団はフォドラ内で格差が起きている諸悪の根源であるが、教団は教団で信徒を救おうとしていた。
主人公達は帝国を倒し、主人公がフォドラの王となり統治していく。
テーマとしては強きものが弱きものを支えるルートと言ったところだろうか。
弱きものの中には心の支えとなる絶対的な存在が必要な者もいる。
紅花の章
白雲の章で黒鷲の学級を選び、かつ帝国の皇帝エーデルガルトについていった時に入るルート。
主人公は帝国側につき、王国、同盟国、教団と戦うこととなる。
エーデルガルト達は王国、同盟国、教団を倒してフォドラを統一し、身分制度の変革を成し遂げ、誰もが自立できる社会を作った。
翠風の章
白雲の章で金鹿の学級を選んだ時に入るルート。
主人公は同盟国側につき、帝国と戦うこととなる。
同盟国の盟主、クロードの野望とは、フォドラと他国の壁をぶち壊すことだった。
他国とほとんど接することなくフォドラに引きこもっているから価値観が固定され格差が生まれるのだと主張する。
自分のことをどんなに弱きものだと思っていても、外に目を向ければ、必ず活躍できる場があるはずだ。
帝国を倒しフォドラを統一したクロード達は、誰もが平等に生きる世界を実現するための新たな秩序を作る。
主人公はフォドラの王、クロードは故郷のパルミラに戻って王となり、断絶されていたパルミラとフォドラとの国交が樹立され互いに偏見のない新たな価値観を創出した。
内よりも外に目を向け、多様性を認めることがテーマのルート。
煤闇の章
DLCで追加されたルート。
時間軸としては白雲の章の中盤に当たる。
士官学校の地下への入口を偶然見つけた主人公達。
地下にはアビスと呼ばれる空間が広がっており、第4の学級である、灰狼の学級の生徒達が待ち受けていた。
灰狼の学級の生徒達とアビスの謎に迫っていくルート。
望まない紋章のせいでアビスに堕ちざるをえなかった灰狼の学級の生徒達だが、仲間同士助け合うことでそれなりに楽しく生きていられてる。
人と人が助け合うことの大切さがテーマのルート。
ストーリー感想
大事なのは蒼月と翠風と煤闇の章の結論でしょう。
他者を信じ、多様性を認め、助け合う。
LBGTだかなんだか騒がれている今にあったテーマと結論だと思います。
銀雪の章は信仰が弱きものの支えになるが結論だと思いますが、これだと戦乱が始まる前と全く変わってないんですよね。
フォドラで特に問題なのは、国交を断絶していることと、教団の権威のために医学や科学などの発展を禁じていることです。
信仰を重視していれば宗教観の違いで他国と戦争になるかもしれない。
医学や科学などの発展を禁じればフォドラはいつまで経っても成長できず周囲の国から取り残されていく。
多様性を認めて助け合わないと人としても国としても成長はないわけですよ。
なので信仰を重視して一つの価値観にとらわれていることから変わってない銀雪の章は駄目。
まあトップは主人公だしレアも多少は反省しているので戦乱前よりはマシな国になるとは思いますが。
紅花の章もおそらくうまくはいきません。
エーデルガルトとフェルディナントとの支援会話であったように、紋章や貴族制度がなくなったとしても、いずれそれに変わる新しい制度が出てきてしまうでしょう。
また、人は殆どの能力が遺伝で決まってしまうようです。どうしても生まれたときから平等とはいかないんですよね。
平等とか不可能で、スヌーピー先輩も言っているように配られたカードで勝負するしかないんですよ。
貴族制度だって生まれたときから生き方を決められてるほうが生きやすい人もいるだろうしいうほど悪い制度ではないでしょう。
いきなり自立しろ言われてもそれができない弱い人はたくさんいるでしょうね。
貴族制度が悪いわけじゃなくて貴族の特権だけ使って威張り散らし、平民を守ろうともしない一部の貴族が悪いわけです。
主人公が受け持つ士官学校の生徒達、特にフェルディナントやローレンツは、そういった貴族達とは違い、貴族として生まれたからにはしっかりとその責任を果たさなければいけないという考えを持っています。いわゆるノブレス・オブリージュってやつですね。
フェルディナントやローレンツみたいな貴族だけなら何の問題もないわけですよ。
まあ今期アニメの憂国のモリアーティ見てると貴族制度はなくしたほうがいいと思ったりはしますが。
憂国のモリアーティ面白いのでみんな見ような。
あとアクダマドライブも面白いので見ましょう。ひぐらしのなく頃に業も。
閑話休題。
というか、エーデルガルトのやり方が悪すぎる。
あんな風に無理やり統一したらいずれ第二のエーデルガルトが出てきてもおかしくないでしょう。
エーデルガルトは被虐待児みたいなものなので教団も王国も同盟国も信頼できなかったのはまあ理解できますが。
だったらエーデルガルトが心をひらいているのは主人公しかいないわけだから主人公がしっかりエーデルガルトを導いてあげてほしかったですね。
上記2ルートに比べて蒼月と翠風と煤闇の章はうまくいくように見えます。
蒼月はちょっと疑問が残りますが翠風は特に問題ないでしょう。
煤闇が実質全生徒が幸せになるルートだと思います。
白雲の章の中盤時点で全級長にいろいろな情報が開示されているので級長達の様々な誤解が解け、級長達や主人公達で協力してレアを説得するだけの争いのない平和なルートになるでしょう。
これだと他者を信じ、多様性を認め、助け合う。というテーマも達成できていますね。
おすすめ攻略順
この項目もっと上にしろよと思われるかもしれませんが、ここまで書かないと説得力が出ないのでここに書きます。
FE風花雪月のおすすめ攻略順は、
蒼月(青学級ルート)→銀雪(赤学級教会ルート)→煤闇(DLC追加ルート)→紅花(赤学級帝国ルート)→翠風(黄学級ルート)
もしくは、
蒼月(青学級ルート)→紅花(赤学級帝国ルート)→銀雪(赤学級教会ルート)→煤闇(DLC追加ルート)→翠風(黄学級ルート)
です。
まず初手に蒼月の理由ですが、第一部で相手にする敵は青学級の関係者が多いんです。
おそらく開発も最初にプレイすることを想定してるんじゃないでしょうか。
ストーリーの裏事情の開示もこのルートが一番少なく、純粋に帝国と戦うだけの王道ルートです。
蒼月は初手にやると面白いですが、最後の方に回すと物足りなく感じるかもしれません。
級長のディミトリ含めイケメンの男キャラが多いので女主人公で乙女ゲーみたいなノリでプレイするのがおすすめです。
次に銀雪なのは、翠風と展開がラスト以外ほぼ同じなので隣接したくないのと、ラストにプレイするのは一番ハッピーエンドでテーマにあっている翠風が安定だからです。
銀雪と翠風はラストバトルのみ展開が違いますが、ストーリーの裏事情の開示量は銀雪が7割くらい、翠風が8割くらいで、そういう意味でも翠風がラスト安定です。(残りの1割はDLCで解放される書庫で読める、最後の1割は今のところ想像か推理で補うしかない)
銀雪を先にやるか紅花を先にやるかは好みですね。銀雪を先にやったほうが紅花でエーデルガルトのピエロ感と間違ったことをしている罪悪感を楽しめると思います。まあ私は紅花を先にやってしまったんですけれども。
まあ銀雪先にやれば蒼月→銀雪→紅花→翠風で、ルート名を逆から読んだらタイトル名の風花雪月となるのでこれがおそらく開発が推奨している攻略順な気がします。
煤闇は飽きがきそうな場所や銀雪と翠風の間に挟んでいます。
本当はラストに持っていったほうがいいのですが、せっかくDLC買ったのにDLCキャラ、特に強キャラのユーリスとコンスタンツェを使えないのはもったいないですしね。
あ、主人公の性別は銀雪は女、翠風は男がおすすめです。理由はプレイしたらわかります。紅花はどっちでもいいですがエーデルガルトが唯一同性エンドできる級長なので女がおすすめです。煤闇は銀雪と同じ理由で女でしょうか。
それと難易度に関してですが、支援会話埋めや名声値稼ぎなどの理由がなければ基本的にハードかルナティックをおすすめします。ハードでも簡単なくらいでノーマルはもはやゲームではありません。銀雪あたりでノーマルにして生徒全員スカウトして支援会話埋めや名声値稼ぎなどしてもいいかもしれません。私はそうしました。
煤闇に関してですが、本編始めたらすぐに煤闇のセーブデータだけ作ってアビス開放したほうがいいです。
このゲーム、引き継ぎの名声値の消費がグロいのでクリア前にアビスの祭壇使えないと引き継ぎがろくにできません。
そういう理由で私は蒼月クリア前にDLCを買いました。
風花雪月 DLCで調べてみるとあんまりいらないみたいな記事が出てきますがこれからプレイする人は絶対に必要だと思います。
煤闇の章も間違いなくプレイしたほうがいいですし騙されず買いましょう。
不満点
ストーリーについては文句なし。全部読むまでは「ん?」と思うこともありましたが、最後まで読むとだいたいのことは納得ができました。ストーリーもキャラクターもめちゃくちゃ作り込まれていると思います。FEシリーズ初プレイで正直あんまり期待していませんでしたが満足でした。
あ、でもいくつかよくわからない点があります。闇に蠢く者関連です。
私の勝手な妄想としては、女神ソティスが最初に闇に蠢く者達を作って文明が進歩しすぎて争いを始めだしたからザナドに降り立ち眷属達を作って殲滅し、また新しく今の人類を作った、と考えていますが。
本編で開示されている情報だけだと想像するしかできないような。よくわからん。有識者の方教えて下さい。
ゲームシステムについて。
不親切が過ぎる箇所がいくつか。
引き継ぎにアホみたいに名声値使うのもそうだし、キャラクターの支援値をあげようとしても、食堂などではBやAなどの値は表示されてもキャラクターによって最大値が違うので結局は最大まで上げきっているかは全然わからない。
お茶会はキャラクターの質問はストーリーや支援会話を進めていれば答えられるようになるが、好きなお茶を覚えるのは不可能に近い。贈り物についても同じ。
基本的にメモ帳や攻略サイトが必須なゲームでした。
なんでこの令和の時代にメモ帳や攻略サイト片手にゲームしないといけないんだ・・・
あと散策パート。これがくっっっそだるい。
私の散策パートの基本的な流れ↓。
まず温室で植物栽培して・・・🌱
最上級試験パス足りてなかったら留学生から買って💰
あ、留学生とかくれんぼしなきゃ🤗
旅商人から魚の餌と100Gの贈り物買って💰
目安箱の悩み相談に答えて🤔
支援値上げたいキャラと合唱練習して🎶
えーっと誰の支援値上げればいいんだっけ(メモ帳確認)🤔
クエスト発生してたら受けてできるやつは達成して😤
主人公のあの能力あげたいから教員研修しないと💪
えーっとどの能力をあげたいんだったっけ(メモ帳確認)🤔
食堂でやる気下がってるキャラや支援値上げたいキャラと食事して🥞
えーっと誰の支援値上げればいいんだっけ(メモ帳確認)🤔
訓練場でいい武器が出てるからやっとこう⚔️
行動力余ってるし支援値や能力上げたいキャラと入浴しとくか・・・😇
えーっと誰の支援値や能力上げればいいんだっけ(メモ帳確認)🤔
うわこのキャラのぼせやがった(ソフトリセット)😡
あのキャラのやる気マックスになってないやん贈り物あげないと🎁
このキャラはなんの贈り物が好みだったかな(攻略サイト確認)🤔
あ、今日は大繁殖期だから魚釣りしないと(アニメやYouTube見ながらAボタンポチポチ)🎣
地上で話してないキャラはもういないな・・・アビス行くか🏃
アビスにいるキャラたちと話して😊
やる気マックスじゃないキャラがいたら贈り物あげて・・・(攻略サイト確認)🤔
ガラクタ置き場漁って🗑️
あ、1時間経ってるやん・・・😱
私の散策パートの基本的な流れ終わり↑。
あああああああめんどくせええええええええええ。
この散策パートに時間かかりすぎてプレイ時間が長くなったりクリアまで3ヶ月かかったまである。
その点煤闇の章は散策パートは話すこととアイテム買うくらいしかやることがないので楽だった。その分難易度は高かったけど。
煤闇の章は主人公の武器の天帝の剣が気軽に使えるのもいいですね。本編では耐久値回復のアイテムがもったいなくてラスボス戦でしか使いませんでしたよ。スマブラみたいに気兼ねなく天帝の剣振り回したかったです。
正直散策パートは苦行でしかなかったので次回作は煤闇の章ベースに作って欲しいですね。
次はいったんコンシューマーゲームから離れて久しぶりにノベルゲームをやろうと思います。
先生繋がりで「遥かに仰ぎ、麗しの」か、不条理繋がりで「穢翼のユースティア」をプレイする予定です。
ほな、また・・・