せっかく久しぶりにPSP起動したんだから積みゲー消化しようシリーズ。
428をなぜプレイしようと思ったかの理由はいくつかありますが、一番の理由は仮面ライダー剣の橘さんが出演していることです。
結果、思った以上に橘さんで、私のダディ欲も満たされました。
私はPSPでプレイしましたが、先週の記事でも言ったようにPSPは画質と音質がうんちっちなので、寝転んでプレイしたいとしてもPS4版を購入してVitaかiPadあたりに映してプレイしたほうがいいと思います。PS4版ならトロフィーももらえますしね。
感想
4月28日、午前10時。渋谷中央署の新米刑事加納慎也は、渋谷スクランブル交差点にいた。渋谷管内で女子大生誘拐事件が発生し、犯人は被害者大沢マリアの妹に現金5000万円を持たせるよう指示。加納は先輩刑事の笹山と共に、身代金引き渡し現場に張り込んでいた。配属後、初めての大事件捜査に緊張する加納。
同じ頃、渋谷の少年グループの元ヘッド遠藤亜智は、日課のゴミ拾いに精を出していた。渋谷駅前まで来た亜智は、ハチ公前にアタッシュケースを持って佇む少女大沢ひとみと、彼女に向けられた銃口を目撃する。身の危険を察した亜智は、銃を持った杖の男からひとみを守るべく、彼女を連れて渋谷の街を逃走することになる。
事件捜査に奔走する加納。ひとみと行動を共にする内に徐々に事件に関わっていく亜智。二人の青年を中心に、取材で渋谷を奔走する自称敏腕フリーライター御法川実、誘拐被害者の父親でウイルス研究者の大沢賢治、インチキ商品の販売を手伝うことになった記憶喪失の謎の着ぐるみタマらの物語が複雑に絡みつつ、渋谷の街は騒乱の渦に包まれていく。
やがて、単なる営利誘拐事件と思われていた裏側に、世界のパワーバランスを揺るがす大きな陰謀が隠されていたことが判明し、物語は予想もつかない急展開を遂げていくのであった。
引用元:wikipedia
あらすじは面倒なのでウィキペディアから。
新米刑事の加納、渋谷を愛する青年の亜智、フリーライターの御法川、研究者の大沢、記憶喪失のタマ、基本的にこの5人の人物のストーリーを読み進めて渋谷で渦巻く陰謀を食い止めていきます。
テキストはとても読みやすいです。できる限り無駄な文を省いた洗練されたテキストと、コロコロと切り替わる画面(なんと総撮影枚数12万枚超らしい・・・ヒエッ)で、どんどん読み進めることができます。
ちょっと難しい言葉も、青色で注釈が出て□ボタンで説明を読むことができます。
その説明もたまにユーモアがあるものがあり、とてもおもしろいです。
たびたび現れる選択肢は、現在進めている人物の物語もそうですが、他の人物の物語へも影響していきます。
そう聞くと難しそうですが、BADENDになったとしてもほぼ答えのヒントを見ることができるので間違えても全然問題ありません。
むしろ、本編クリア後にBADEND集めをしないといけなくなるので積極的に間違いの選択肢を選んだほうがいい気もします。
BADENDも面白い物が多く、楽しみの一つでした。
そういうわけで、できるだけ攻略を見ずにプレイしたほうがいいです。
私はノベルゲームはいつも攻略サイト片手にプレイしていますが、このゲームは見ないほうが面白いとすぐに気付き、選択肢は直感で選ぶようにしました。
久しぶりに選択肢を選ぶ楽しさを思い出しました。
内容に関しては何を言ってもネタバレになってしまうので深くは語りません。
テーマとしては、亜智が「人は街の血液だ」みたいな感じのことを言っていて、たぶんこれでしょう。
いろいろな人が渋谷を守るために奔走した結果、渋谷が大惨事にならずに済んだのです。
街にいる人それぞれに物語があり、一人一人が頑張っているからこそ今の街があるわけですね。
隠しシナリオのエコ吉編は始まったとき意味がわかりませんでしたが、そのテーマから考えると、街に捨ててあるゴミにも物語があるし物を大切にしゴミを分別して街をきれいにしようって話でしょう。
エコ吉編の話をしたので他の隠しシナリオの話もしましょうか。
他の隠しシナリオは主にカナン編と鈴音編の2つです。
あとは陰謀編とかいうのもありますが、これは面白いとは思いますが想像以上に大したものではなく、出現条件を達成する労力と見合わないのでトロフィーコンプを狙っているとかではなければYouTubeとかで見てしまってもいいと思います。
カナン編ですが、見ての通りTYPE-MOON制作です。シナリオも奈須きのこ氏です。
なんかこれ単体でアニメ化もしてたみたいですね。
アニメ絵になり音声も入るので、別のゲームが始まったのかと錯覚します。
実際完全に別のゲームで、本編と違ってテキストは読みづらく、雰囲気もテーマも全然違うくて頭に入ってきませんでした。
なんか希望だとか絶望だとかの話だったと思うけどそれ428本編と関係ある?ないよね?
これは不評なのも仕方ない気がします。単体で見たら面白いのかもしれませんけど。
対して鈴音編ですが、こちらはとてもよかったです。
人は誰かのおかげで生きていられると感じられるいいシナリオでした。
総評:ちょっとの選択でストーリーがガラッと変わるのでプレイするのがとても楽しく、総CG数(CG数でいいのか?)やシナリオの枝分かれの数など凝っていて製作者の情熱が伝わってくるゲーム。
攻略サイトを見ながら選択肢ポチポチするのに飽きた人にとてもおすすめできるゲームだと思います。85/100