唯唯漂うただの海藻

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「夢をかなえるゾウ1~3」感想-仕事とは誰かを幸せにすること-

『夢をかなえるゾウ』は2007年に発売されたビジネス書です。

ビジネス書といっても、対話形式で進むので堅苦しい本ではないです。『嫌われる勇気』みたいな感じでカジュアルで読みやすい本だと思います。

5年ほど前に何を思ったのかビジネス書を買い漁っていた時期があり、その時の積み本です。なので去年発売された4巻だけは読んでいません。4巻は「死」がテーマらしいのでまた機会があれば読みたいですね。

 

あらすじ

主人公はどこにでもいる普通のサラリーマン。彼はこれまでにも自己啓発の本を読んだり、自らを変えようとしていたが、三日坊主の性格が災いして失敗し続けてきた。そして、会社の先輩の友人・カワシマ(実際には名刺交換しただけ)が開いたパーティーに出席した彼は、そこで有名人やアイドルの友達が談笑しているのを目の当たりにし、自分の住んでいる世界との差を痛感する。その夜、彼は泥酔したままインド旅行で買った置き物に「人生を変えたい」と泣き叫ぶと、次の朝、枕元に関西弁を話す謎の生物が。それは置き物から化けて出てきた神様・ガネーシャであった。主人公はガネーシャに振り回されながらも、夢を成すためにガネーシャの課題を行うことになる。

本書では「ガネーシャが与えた課題を実践し、身につくまで継続することが大切である。」 と謳っている。自分が変わることに期待しているうちはいいが、時間がたつと「自分は変われない」という考えになり、それがいつまでも続いていくのが変われない理由だとし、継続した実践の大切さを強調している。

引用元:Wikipediaより

人生に不満を持っている主人公のもとにガネーシャがあらわれ、主人公に課題を与えていきます。

課題は「靴を磨く」だとか「お釣りを募金する」だとかの簡単なものばかりですので、私達でも実行出来ると思います。

課題をこなしているうちに、主人公は人生で何が大切なのか気付いていきます。

感想

1巻は「人生の楽しみ方」、2巻は「お金との向き合い方」、3巻は「幸せになる方法」がテーマだった気がします。

いろいろな教えがありましたが、特に私がハッとしたのは、「仕事とはどんな小さなことでも誰かを喜ばせる行為だし本来は楽しいことだ」ってことですね。

ネットを見ていると仕事へのネガティブな意見ばかりで嫌になりますが、よくよく考えてみると仕事も勉強も誰かを幸せにすることへ繋がる行為で、精神をすり減らす行為じゃないはずなんですよね。

なんとなくや自己満足でやっている仕事はうまくいかないんですね。最近ではオリンピックの開会式とかそうなんじゃないでしょうか。見てる人を楽しませようという気がまったくなかったですよね。まあ私も人のこと言えた立場ではありませんが。

自分のやっていることがどういうふうに誰かの役に立っているか、他に自分はどういう事ができて、どういうことに夢中になれるか、改めて考えたいなと思いました。

短いですが今回はこのくらいで終わります。